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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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生きるということ
生きるということ_a0019755_04719.jpg何年か前に幼なじみの父親が亡くなり、別の同級生と一緒に葬儀に参列したことがありました。
その連れの女性は中学生当時、学年のマドンナ的存在でした。
その日も30半ばを過ぎた彼女は以前と変わらなく美しかった。
本堂では死者を送るお坊さん達のお経が続けられていましたが、その時、彼女がぽつりとこんなことを言いました。
「お墓は(お寺の)山の上にあるんやけど、正面に海が見えるんさ。わたし、そこにやったら入ってもええと思っとるんよ」
およそ死とは無縁と思われる若い女性から唐突にそんな言葉が出るのは意外でしたが、それでも、丘の上に開けた墓地から太平洋の海原が見渡せるその情景を思い浮かべるとその人の気持ちが少しは分かる気がしました。

ボク達の村はそこからは少し離れた山の中にあります。
海こそ見えませんが「大念仏・火祭り」が行われる墓地もやはり見晴らしのいい小高い丘の上にあります。
祭りは「大念仏」という名称からも分かるように死者やご先祖という存在と切っても切れない間柄になるのですが、これまた死という事柄とは余りに縁遠い……恐らく対局に位置するだろう10代20代の若者の目に、この「死者の魂を弔う祭り」というものがどう写っているのでしょうか。
きっと「死」や「ご先祖」のことなど頭の隅にもないでしょうね(笑)
かくいうボク自身がつい最近までそうでした(^^ゞ

ただ……人間家業もある程度続けていると先の幼なじみの親御さんのご不幸というような、人の死ということに段々と出くわすようになりますね。
時には自分の家族、親戚、知人本人が逝ってしまうことにも……遭遇せざるを得なくなってくる。
ボクの子供の頃から馴染み深かった親戚や近所の人達も大分逝ってしまいました。
ある時、親戚のお婆さんが亡くなり、お墓に埋葬されたすぐにお参りに行ったことがあるのですが、その日は小春日和の温かい日で、生涯お嫁に行くこともなく亡くなった目の不自由だった彼女をかわいそうに思うよりも「ここでいつまでも安らかに眠ってください」と、何故かホッとした気持ちになったものでした。
その時、死というものの暗く恐ろしいというイメージが少しだけ変わった気がしました。
自分もいつか死が訪れた時にはその丘の土に紛れ、雑草や木々を育て虫の体に取り込まれその虫を食べる鳥の体の一部となって自然と渾然一体になりたいものだと思いました。

田舎に暮らし、祭りに親しみ、時には心やすい人々の死に接しながら、ボクらは生きることの奥行きやぬくもりを静かに教わっていくのかも知れません。

# by kaizoe | 2004-05-14 00:21 | 田舎生活
とにかくはじめてみます
サイトの中で書いてきた「火祭り日誌」ですが、一度ブログに変えてみることにしました。

とにかくはじめてみます_a0019755_14455.jpg


「火祭り」については昨年の日誌の中で書ききってしまった感もあるので、この際もう少しフィールドを広げ、祭りとわたし達を温かく包んでくれている愛してやまないふるさとについても書いていこうかと。

「祭りのある(田舎の)暮らし」について、これからトラックバックやBBSでお話して頂けると嬉しいです。

河内火祭りサイト

# by kaizoe | 2004-05-13 19:10 | 田舎生活
究極の選択?
今日は「河内若衆」の臨時集会を開きました。

う~ん、なかなか自分の思うように事は運びませんなぁ。
大勢の人をまとめたり、関心のない者、参加に消極的な者達の気持ちを動かせるのはホントに難しいです。

ボクは打てば響く様なレスポンスのいい人間関係が好きなんですが、率直な意見の飛び交うエネルギッシュな会合にしたかったこちらの希望に反して、場は主に年長組からの話ばかりになるいわばありきたりの展開になってしまいました。

10代や20代前半の男の子らの本心を聞きたかったのに、いささか拍子抜けでした。
場の雰囲気作りを上手くできなかったボクら執行部のしゃべりの下手さもあったのかもなぁ……
ワシは大阪にでもしゃべりの修行に行くべきか(^^;
まぁしかし、最初からは物事が上手く行かないのは世の基本中の基本だし、めげないでこれからお盆の本番までに何とか盛り上げていきたいなぁと思っています。

一つ二つ、厳しい話も出ました。
祭りに参加する者は一番出席日数の多い役割で8月7日と14、15(夜)、16日に会社なりを休んで出るのですが、それを会社に申し出る時ある者は「会社か祭りか選べ」と迫られるのだそうです。
そういうこともあるだろうと予想はしていましたが体験談を聞くと改めて大変な祭りだと思いました。
祭りは体力的にも精神的にも相当厳しい内容ですが、それに出るために生活の危機や不安にさらされ、さらには祭りに出ることは村人としての最低限の義務であり出たところで(直接的には)何ら見返りやメリットもないというのでは参加する方はたまらないでしょう。

そんな件はたぶんこれまでに無数にあって、そのうちの多くの人間が会社(仕事)を選択して祭りを捨て村を出ていったのだと思います。

そういえば自分も20代の時に東京に出た時にはこの厳しい枷から逃れたいという気持ちも強くありました。
逆に30前に引き上げてくる時には、役割を完璧に勤めようと祭りに出席しやすいように建築関係の職人を選んだというところもあります。
祭りが人の人生を左右するという、これは強烈な催しなのだと今更ながらに思いました。

# by kaizoe | 2003-06-15 14:29 | 河内火祭りと若衆