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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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もう始まっている舞台裏の仕事
もう始まっている舞台裏の仕事_a0019755_235912.jpg毎年この時期に行われてきたワラの引き取り作業が、今年も頭衆以下鉦役達(祭りの執行部)の手によって先日終えられた…らしいです。
らしいって…ねぇ(^^;

いや、ボクも取材がてら手伝いに行くからと言ってあったのですが、気を効かされたのかバックレられたのか連絡は来ず、いつの間にか…終わっていましたよ、ショボ~ン。
お陰で画像も去年のものしかありません~(ノ_<。)


柱松の火を着ける「つぼき」の部分は麦のワラで作ってあるんですわ。
つまり稲のワラじゃないんです…稲ワラだと細いしフニャフニャだからダメなんでしょうかね(今度、年寄りの人に聞いてみます)
なんで麦ワラなのか…そういう材料の性質の話になるとボクも分からないんですよね。
縄なんかは稲ワラで作りますけどね。
昔から受け継がれてきたそういった生活の知恵や文化をついでに覚えていけるといいんですが。。。

麦ワラは最近、地元では麦の栽培をしていないために、伊勢の農業団体「アグリ・トラスト」さんにご足労をお掛けして特別に分けて頂いております。
若衆達は働き盛りが多い為に、なるべく祭りに掛ける時間や労力を節約したいのがみんなの本音ですが、アグリさんのお陰でここ数年、麦ワラの調達はスムーズに行わせて頂いております。
ご面倒をお掛けしているとは言え、こういったご縁で繋がりの輪が広がって行くのは素晴らしいことじゃないかとも思っています。
みんなともこの縁を大切にしようと言っているんですが…
でも…

おいっ!現役!俺との縁はどうでもええんかい!(笑)


トラックで30㎞ほど離れた我が村に移送後、ワラは地元老人会の方々の手により祭りで実際に使われる一握りほどの細かい束にさらに小分けされていきます。
いつも圧倒されるのですが、お爺さんお婆さん達のバイタリティーとオーラはすごいです。
この力がきっと今の豊かなる日本を作り上げてくれたのでしょうね…感謝、感謝。



明日の土曜に祭り改革の為の会議が開かれるそうなので、先日掲載させて頂いた、「若衆の母」さんのお便りを読んで貰うつもりです。

by kaizoe | 2004-06-12 00:00 | 河内火祭りと若衆
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