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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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祭りを終えて
この数年、もしかすると私達はとても貴重な体験をしているのかもしれません。

今年の祭りは、実はどこかで大きな失敗が出るんじゃないかと思っていました。
若衆とその母体組織である組合員数が減り続けていることで、我々はずいぶん無理をしてきました。そのしわ寄せが・・・それはどういう形かは分からないのですが、なにかしらトラブルに襲われてもおかしくないかと思っていました。ところが・・・ふたを開けてみると今年も祭りは元気いっぱいにそしてスピーディーに終わりました。正直、あれほど整然とした進行具合は意外でした。

病気になったり怪我を負ったりすると立って歩くことがとても大変なことに気がつきます。柱松を立てること、祭りを続けることもやはり相当大変なんですが、今は負けを認めることが大嫌いな(←たぶん)河内の男達がフラフラになりながらやけっぱちの力づくで歩いているような状態かと思うんです。
人数が減るにつれ、資金を含めた力の絶対量は確実に減少しているはずで、
「もう、河内の火祭りもダメなんじゃ」
と、いう声が内からも大きくなっているのも事実なんですが、ところが一方、祭りの現場はますます活気づき、みんなのオーラが際立ち、笑い顔、笑い声が増えてきているのも・・・不思議なのですがこれも事実なのです。
「みんなで力を合わせる」ということがどういうことか、言葉では知っていました(また疑っていました)が、実感として体験できたのはこの数年の祭りにおいて生まれて初めてのような気がします。
祭りを支えている大きな力、OBの人たちを含めたみんなのまとまりを今年は感じました。

来年、再来年に向けて、こういういい形でつなげられたことはとても大きな成果だと思います。
いえ、それでも、来年、この祭りはいきなり終わるのかも知れません。明日のこと、来年のこと、人間の心というのは私には予想がつきません。でも、私は今年またすばらしいものを若衆たち、先輩達にいただいたと思いますし、これからの河内火祭りに対して大きな希望を持つことができました。それがとても嬉しいです。ありがとう、河内若衆のみんな。
また、上の頭の大役をミスなくやり通した片岡くんをはじめ、鉦役の8人のみなさんご苦労様でした。
それから、後ろからガッシリと支えてくださった中老、年寄り、組合のみなさんもありがとうございました。来年もまた岡の儀は若衆しだいでよろしく!

by kaizoe | 2006-08-17 22:17 | 河内火祭りと若衆
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