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鳥羽(志摩半島)から南へR260を行くと、熊野に入る手前に長い長いトンネルを抜け、錦(にしき)という地名どおりの美しい港町を見下ろせるところがあります。
ハイウェイのような真新しく快適な道路をそのまま下っていくと親しげな漁村が開けており、街をそっくり囲む防波堤には地元の子供たちの手になる絵が延々と描かれていたりします。 その中に八咫烏(やたがらす、やたのからす)が登場する日本の神話が絵物語として描かれているところがあり、砂浜を歩きながら楽しむことができます。 八咫烏といえば、まず浮かんでくるのは日本サッカー協会のシンボルマーク。 サッカーワールドカップ、ドイツ大会までちょうど2ヶ月になりましたが、Jリーグ発足の頃、初めて知った3本足の奇妙な烏。そのユーモラスでちょっと妖怪チックなキャラクターと華やかなサッカー界との意外な取り合わせに、どんな関係やいきさつがあるのかわたしは前から気になっていました。 堤防に描かれている絵物語は古事記は中巻(なかつまき)に記されている神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ)こと神武天皇のお話です。 ……神話初心者のわたしには解説はちょっと難しくて、続きはまた後日に。 ウィキペディアにある神武天皇の肖像。 弓の先にとまっているのが八咫烏……かと思ったら、同じく物語りに登場する金のトビらしいです。 ちょっと、ロードオブザリングみたい。
by kaizoe
| 2006-04-09 23:14
| 歴史の旅へ
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