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10代の頃、ボクはふるさとの祭り「河内火祭り」が大っ嫌いでした。
いえ、祭りが嫌いというより、古い体質の村社会や長男への義務の押しつけと束縛、子供の世界にもある派閥意識やそこからくる群を外れた者に対する圧迫や冷酷な仕打ち…そういった田舎にまつわる諸々全てがイヤでいつもそこから自由になりたくてしようがありませんでした。 昔から、毎年8月15日の深夜か明け方、祭りを終えると、ボクら若衆は少し寝てから次の日、朝から現場の片づけに入ることになっていました。 祭りが行われた広場には朝露が光る芝生が茂っていて、倒されて横たわった柱松の先端は黒く焼けこげ、まだ所々から焦げた臭いとごく小さな煙を上げています。 そこで、出合い恒例の点呼が始められ、自分が呼ばれる順番を緊張して待ちながら、 「ああ、364日後にはまたこの祭りに出やないかんのやなぁ」 と、何ともいえない重苦しい気持ちになったものでした。 祭りが完全に終わった後も……秋には次の年の夏を思い、正月にはまた年が明けてしまったと憂い、春になっては段々と夏が近づいてくると怖くなり、そんな風にして、ボクらは他の町に住む同世代とはまったく異なるだろう青春時代を過ごしてきたのでした。 結構、衝撃的発言じゃありませんか、こういうの?(笑) うちの祭りの内容を活き活きと伝えるにはどうしたらいいか?? ひとつ、自分の体験談を書いてみようと思いまして、祭りに関わったこの25年間をボツボツ連載してみようかと思います。 今の若衆達の気持ちはまた、ボクらの世代とはまったく違うような感触は持っていますけどね、ボクと同年代の仲間達との間では若干の差はあれ、おおかたが「(若い頃は)イヤでイヤでしょうがなかった」と、いった方向で意見がまとまるみたいです(笑) 日にちはランダムになると思いますが「自伝的・火祭り体験記」を綴っていきたいと思います。
by kaizoe
| 2004-05-28 00:14
| 河内火祭りと若衆
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