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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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ネコヤナギとバカボンパパ
ネコヤナギとバカボンパパ_a0019755_175514.jpgそろそろフサフサのネコヤナギが見られるだろうかと川原に行くと、子供の頃よく楽しんだ場所にはもうなかった。

家に帰って庭をふと見ると……あれっ?、何故かネコヤナギが!
聞いてみると母親が育てているのだそうで、自分の家のことなのに案外わかっていないものだ。


「ヤナギの枝にネコがいる~♪だから、ネコヤナギ~♪」
とは、テレビアニメ「天才バカボン」の主題歌の一節だが、このフレーズには放送開始当時少なからず衝撃を受けたものだ。
その後、バカボンパパのエキセントリックな人間性と生き様に傾倒したりした。
どうすればパパのような面白人間になれるのか。自分も転んで頭を打てば、その中の歯車が外れて口から飛び出し、パパのように生まれ変われるのだろうかと思ったりした。

ただ、この主題歌のフレーズ、今思うと恐ろしく単純な発想でしかない。
では、何処に惹かれたかといえば、アホらしいくらい単純なギャグを全国放送のアニメで自信たっぷりに歌い上げ、しかも主題歌として毎週毎週放送し続けるという、その堂々とした態度と潔さに対してだったかも知れない(笑)
また当時、時代と情報技術の先端であったテレビ(アニメ)の中で、自分がその頃家の近くで発見し心密かに気に入っていたネコヤナギを取り上げられた事が意外であり、興味を引かされたということもあったのだろう。

思い起こせば、ネコヤナギとの出会いはバカボパパとのそれよりも衝撃的だった。
一番の特徴である外周だけ白く輝いたように見える銀色の花穂は、猫やその他小動物の毛並みを連想させるまったく愛らしい姿であり、子供だった私にはその部分が植物とはとても思えなかった。触れた感触もフワフワ、サラサラとして心地良かった。
その綿毛が成長し、いつかたくさんの動物として生まれ変わり動き出す情景を空想したりした。

花穂はこれから絹毛の中から葯(やく)が延び出し、雄花はその先端に黄色い花粉を見せるようになる。

by kaizoe | 2005-03-13 18:25 | 自然と共に
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