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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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そしてまた、奴らは襲ってきた
奴らは音もなく忍び寄っていました。
クルマで出掛けようと庭に出た私が何かの気配にフッと振り返ると、一味の斥候らしきヤツが木の一部と化して微動だにせずジッとこちらの様子をうかがっており、そいつの存在に気付いた時にはすでに辺り一面、一味に取り巻かれているような状態でした。

裏山を見上げると風もないのに木々の所々が激しくざわめいています。
やがて静けさを打ち破る不気味な叫び声が森のあちこちから響きだしてきました。
ハッ!として、視界をパンさせると別のヤツが隣の水田のあぜ道を我が物顔に歩いています。
畜生、いつの間に!?
その傍若無人なる一味に遭遇した時、女性は、いえ、かうかしていると最近は男性さえも取り囲まれて逆に威嚇されるそうです。
今日は私が運悪くそういう状況に立たされてしまいました。

私が暮らすこの村は元々住民の少ない静かな土地ですが、今日は特に隣近所に人影は見あたらず、今回、私ひとりでその事態を何とかせねばならなくなりました。
いかに対処すべきか迷い、決断を躊躇している間にも、奴らは次々に山を下り、足の速い者はすでに隣の畑や庭先に迫り、ある者は庭木を力任せに揺さぶり、またある者は畑に実った果実や野菜を物色し略奪し始めていました。
自分の中に奴らに対する怒りが燃え上がるのを感じました。
その瞬間に私は奴らとの戦いを決意しました。

すぐさま納屋の引き戸を開け、棚の隅々に武器を探し始めた私ですが、動転していたこともあってか火器(ロケット花火)は見つけられず、仕方なく表に飛び出すと直接勝負を挑むべく、山へ続く細道を駆け上がり奴らの群に向かって全力で走り出しました。
奴らは四方に散開し相変わらず森の中からも不気味な雄叫びが聞こえています。いったいどれだけの数がいるのか見当も付きません。

しかし、サル、言っちゃ悪いですがサルごときに私ゃ負けたくなかったんで、雄叫びに負けないくらいの大声を、
「うぉーーーっぉぉ!」
と、張り上げ、わざと大股でドタドタと大地を踏みならして、奴らの中心に突っ込んで行きましたよ。
噂に聞いている通り、逆に取り囲んで威嚇してくるならそれも面白い。
「お前らサル軍団ごとき、俺ひとりでまとめて相手してやらぁ!」
と、脳内アドレナリン充填120%、気分は一気に銭湯、いえ、戦闘モードに突入しやる気満々で山道を走りました。
すると……奴らは正に蜘蛛の子を散らすように逃げて行きました。
山の中に逃げ込まれてはさすがにどうしようもありません。
少なくとも10数頭、山から出ていた奴らサル共は登り勾配や茂みなどもろともせず、森の中を泳ぐように一瞬にして消えてしまいました。
森の入り口に立ち神経を集中させ敵の気配を探ると、木々のざわめきも生き物の気配もいよいよ遠のき、森もすぐに以前の静けさを取り戻しました。
一方、私は……実際は数十メートルほど坂を駆け上がっただけだというのに、心臓は踊り、息はゼェゼェ、貧血で頭はボーッとなりもはや倒れる一歩手前の状態でした。
あ、余りの体力のなさに直接対決はなかったというのに私は深い敗北感に苛まれました。

戦いは僅か数十秒で決しました。
ですが。。。
「私は……サルには勝ったが……己に負けた」
いつかサル軍団と直接対決する時が来るなら、人として恥ずかしくない戦いぶりを見せられるよう、己をもう一度鍛え上げなければ!
って、言うか、運動不足見え見えでまったく恥ずかしい限りです。
もうちょっと運動します……まずは、え~っと……ウォーキングぐらいから(^^;

by kaizoe | 2005-03-08 03:24 | 田舎生活
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