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1月3日は「おたいさん」の日です。
お節料理をつまみにほろ酔い加減でテレビなど見ていると家族から注意されたりします。 「今晩はおたいさんが来るから静かにしとらんと。。。」 「ああ、そうやった」 と、慌ててテレビを消し、雨戸を閉め部屋の明かりが漏れないようにし、外灯も消してしまいます。 そうしてこの晩は、我が河内町の各家々では「おたいさん」がやってくるのをひたすら待つのです。 「あらや目出度やタトリが参った」 いつかその掛け声がかすかに聞こえると、家の誰かが餅ないし最近では少しばかりのお金を包んで玄関に出て行きます。 その時も明かりは決して付けず、つまり家の中も玄関戸の外も真っ暗な状態になっています。 戸をわずかに開けると、扇子の白い三角が闇にぼんやり浮かんでいます。 そこに餅(又はお金)を置くと、手がにゅっと出てそれを掴み、扇子と一緒にその手の主である人影は音もなく去っていきます。 「おたいさん」が来ている間、決して声を出したり、相手の姿を見ようとしてはいけません。 昔はその姿を見た者は、相手に斬り殺されても文句は言えなかったそうです。 今年の3日の夜も、我が家ではいつもと同じように待っていたのですが「おたいさん」にはついに遭遇できませんでした。 一度、声の様なものが聞こえ、しばらく待った後、もしやと恐る恐る外に出てみるとうちの敷地から出ていこうとする少年の背中が見えました。 薄いマフラーを揺らしながらその華奢な背中は真っ暗な道にすぐに消えて行きました。 あっちゃぁ……コラ若衆!もっと何回も叫ばんかい! だいたい声がちっちゃいんじゃ、近頃の若いもんは~!! 「おたいさん」は若衆の内、年の若い方から数名がやってくれているのですが、最近の男の子たちは育ちが良すぎるのか上品でサクサクしていてなんともはや…… えっ?耳が遠くなったんじゃないかって?……そうかも(^^;
by kaizoe
| 2005-01-05 02:05
| 河内火祭りと若衆
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