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「ご用だ!ご用だ!」
時代劇で、そう下役人が叫びながら下手人(げしゅにん)を追いかけて行く。 その時持っている「御用」って書かれた提灯、あんなヤツを片手に持ち、服装は紋付き羽織袴姿のボクは毎年お盆15日恒例の「火祭り」に出ました(提灯には御用の代わりに頭衆と書かれています) 足元は黒足袋に桐の高下駄、もう片方の手には刃向かう者を叩きのめす為に持った青々とした竹の杖… そんな時代錯誤的恰好をしているのは決してボクだけではなく祭に参加する全員が同じ羽織袴もしくは忍者の様なというか奴の様なというか、奇妙な襦袢姿をしています。 さらに…祭が行われる場所は山の頂上にある先祖代々の墓地。 もし、都会から初めて見学に訪れた方が見たとしたら…大昔にタイムスリップしたのかととまどうような情景だと思います。 墓地の隣に何年か前にNTTドコモの中継アンテナが建てられましたが、その銀色の塔の存在がかろうじてその日が21世紀なんだということを思い出させてくれる、祭の夜はそんな不思議な一夜です。 今年は夕方6時半に始まって終了は翌2時頃でした。 行程としては…0時までは鐘と太鼓を打ち続け、その後全長20㍍の大松明に火を灯し、燃やしきった後それを狭い会場にそのまま倒します。 昨年は倒れる時に松明の先が参加者の若衆の一人に当たり救急車を呼ぶことになってしまいましたが、今年はうまく倒れました。 野性的で荒々しいこの祭を何とかこれからも続けていきたいと思っていますが、後継者不足等様々な問題が持ち上がっていて頭が痛い毎日です。 とりあえず、来年は自分が若衆の一番年長になり若衆と祭を動かす本当の権利と責任を負うことになるので、自分の役目だけはきっちりと努めたいと思っています。 今日も、後継者問題の一つ二つが別の席で話題に上って…「もう、来年の祭は始まっているんだなぁ」と実感しました。 今年は太鼓と鐘を休まず叩ききった若衆達に対して観客から惜しみない拍手が送られましたが…そんな周りの応援だけが楽しみであり支えです。 来年もいい祭をしたいなぁ…
by kaizoe
| 2002-08-16 13:58
| 河内火祭りと若衆
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