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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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シャグチさん
シャグチさん_a0019755_0493549.jpgうちの村に流れている河内川は、日本の多くの川がそうであるように岩盤や山に当たっては右、左に迂回して、グニャグニャと蛇行しつつ流れています。
その、急に進路を変えるポイントではどこも川底が深くえぐれて淵を作っています。
昔は自然のままの姿でしたから、川面には木の枝や竹藪が複雑な影を落として、淵ごとに個性的で幽玄な情景を見せてくれていましたが、今では護岸工事が進み随分とその姿を変えてしまいました。

面白いなぁといつも思うのは、淵にはそれぞれ名前が付いており、そのどれもがユニークだというところ。
例を上げると、うちから少し川上に上がった所に「イデンコロ」という場所がありそこから川下へ向かって→「シャグチさん」→「イセキ」→「シャガリ」→「オンダ橋」→「シログチ」などと命名の由来が分かるような分からないようなのが続きます。
この内、「イセキ」はこのぺージのサイドバーに飾っている画像の場所で、まんま「井堰」という田んぼの取水口の意で間違いはなく、「オンダ橋」は昔、年貢米を誤魔化す為にこっそり作られた田んぼ(が近くにある)という意味で「隠田橋」なのかなぁとボクは考えていたりします。
祭りをやる「隠田岡(おんでんおか)」にはこの橋から山道に入りますのでもしかすると元は同じだったのかも知れませんねぇ。

シャグチさん_a0019755_050377.jpg「シャグチさん」はボクの家のすぐ近くなんですがどうやら「社宮司(しゃぐうじ)さん」が訛った言葉のようです。
淵の近くには祠が建っているし。
ちょっと調べたら「社宮司」というのは信濃国は諏訪明神の末社であり、この志摩地方には方々に散在しているそうです。
いつの時代にどういう経緯でこちらに広まってきたのか辿ってみると面白いかなぁと思っています。

近所の「社宮司」は何故か昔からボクの家を含む隣近所の7軒だけで世話をしています。
うちの村の方々には小さな祠(ほこら)があって、その神様にゆかりのある数軒でそれぞれが独自に世話をしているらしいです。
ボクが小さかった頃は毎年12月6日にその7軒が持ち回りで場所と料理を提供してにぎやかに宴の席がもうけられました。
座敷には膳が並べられ、その上には幾種類もの小鉢。そして部屋の中央には大きな鯛の焼き物が置かれていました。
父親に連れて行って貰い、ボクが生まれて最初に目にした豪華な食事がその「シャグチさんの祭り」でした。
もしかするとガリバー効果のせいで、今見たら案外質素な宴の席なのかも知れませんが、あの時は、
「うわ~、スゴイ料理やなぁ」
と、びっくりしつつ、そういう席をもうける大人達に粋のようなものを感じたものでした。
その日のことが何だか懐かしく思い出されます。

by kaizoe | 2004-09-16 00:56 | 田舎生活
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