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田舎の暮らしと夏に行われる火祭りについてつづっています
by hisa
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<   2003年 04月 ( 1 )   > この月の画像一覧

俺の祭は始まった
映画でね、主人公達が走って逃げるんだけど、敵の攻撃で橋なんかが破壊されて足元から崩れて行く。
逃げるのが早いか、橋が崩れるのが早いか見ている方もハラハラドキドキ!
って、そういうパターンがあるじゃないですか。

俺達の今ってあんな感じです。
村の火祭りも今、崩壊寸前なのです。

就職難で若衆達はどんどん村を出ていきます。
一軒一軒、一人一人の負担が年ごとに増していて、残っている人間の中でも沈没船から人やネズミが逃げ出すように脱会者が続出しだしました。
残された者には余計負担が重くのしかかります、そしてまた一人……
典型的な悪循環です。

でも俺達は投げ出したくありません。
続けていこうと言ってくれる仲間もまだかなりいます。
これからはその力、みんなのその意気込みだけが頼りだと思うのです。
ここが踏ん張りどころ、正念場だと思うのです。

この月末に若衆や祭が属している組合の総会があるのですが、まずは、そこで村全体からいっそうの協力を貰えるように交渉しなくてはなりません。
その準備に毎晩のように色んな人達と話し合っています。

俺達が夏の本番に向けて目標にしていくのはただ一つ。
離れていこうとする人達の気持ちをつなぎ止め、また一つにまとめるにはいい祭をするしかない。
多くの人に見て貰って、楽しんで貰って、もしかしたら感動して貰って、そんな、人に見に来て貰う価値のある祭をするしかない。
去年よりも多くの人が見学に来てくれて、拍手や声援が去年より少しでも増えれば、そこから何かが変わるんじゃないか。
今はそこに希望を求めるしかないんだ。
若衆が崩壊するのが早いか、それまでに祭が盛り上がって再び仲間を増やすことができるかギリギリの競争なんだ。

今はいい話はあんまりなく過疎と不景気のダブルパンチでほとんどの仲間がヒーヒー言っている。
正直やっていくのは大変なのだけど。
でも、こんなことでへこたれて流れに任せて萎んでいくのはまっぴらゴメンだ。
そう思っているのは、年の近い連中にも息子くらい年の離れた若衆にもたくさんいるはずだ。

夏までにみんなのやる気を引き出し集結させて、そのエネルギーのすべてを8月15日の夜に爆発させたい。夜に爆発させたい。
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by kaizoe | 2003-04-15 14:09 | 河内火祭りと若衆